|
1.スキンケア
アトピー性皮膚炎の治療をする上で最も重要なものの一つです。スキンケアとは本来は健康な皮膚を維持することが目的ですが、その手技としては皮膚を清潔に保つことと保湿が重要な課題となります。具体的には毎日、入浴またはシャワーで低刺激の石けんを使って(ボデイソープは石けんでない)刺激を与えないように汗と汚れを落とす。ごしごし洗うと悪化のもと、ナイロンタオルは悪化の最原因、軽くなでるだけで十分。その後で適切な外用薬や保湿剤を塗る。
2.食事療法
以前は食物アレルギーがアトピー性皮膚炎の原因と言われていたこともありましたが、その関与は一部に留まることが分かって来ました。特に食物アレルギーが悪化原因となっている患者さんは3才以下がほとんどです。その食べ物も、卵、乳製品、大豆製品が多くを占めます。3才をすぎて、アトピー性皮膚炎の悪化因子に食物が関係することは希です。
ただし、原因食物がはっきりしているときは、アレルギーの強さの経過を追いながら、指導していきます。先ほど述べましたように、3才を過ぎると食物アレルギーのほとんどは消滅します。
3.その他
衣類、洗濯、入浴、寝具、住環境、プール、海水浴などについて指導します。
特殊な療法、減感作療法、光線療法、細菌ワクチン、海水療法、温泉等入浴療法は効果があっても一部の人のみで、多くの人には効果が確認されて無く、逆に悪化の原因となることも多いので、進めていません。
|